NEWS 2019.05.31
2019【Prologue】Report&Photos


第21回ツール・ド・熊野

開催日:5月30日
開催地:和歌山県新宮市 市田川沿いコース
距離0.7km
気温:23.9℃(新宮市)

 

コースレコードを出した沢田桂太郎がプロローグを制する

 

第21回ツール・ド・熊野が、和歌山県新宮市で開幕。初日はプロローグの個人タイムトライアルが行われ、
チームブリヂストンサイクリングの沢田桂太郎が49秒30のコースレコードで優勝した。

 

 

 

三重県南部と和歌山県東部にまたがる熊野地域を舞台とするステージレース「ツール・ド・熊野」の4日間がスタート。
初日は新宮市内を流れる市田川に沿って設定された700mのコースで個人タイムトライアルによるプロローグが行われた。

 

 

 

朝から青空が広がった新宮市。最高気温は24℃近くまで上昇する暑さの中でのレースとなった。

 

 

 

17チーム101名の選手が30秒間隔でスタート。25番目にスタートした黒枝士揮(チームブリヂストンサイクリング)が
50秒64の好タイムを出して暫定トップに立つ。その後50秒を切る選手が現れないまま、スタート順は中盤へ。
59番目にスタートした沢田桂太郎(チームブリヂストンサイクリング)が、コースレコードとなる49秒30を出して
トップタイムを塗り替え、一時チームブリヂストンサイクリングが2位までを独占する。

 

 

スタート順終盤に入り、2015年のツール・ド・北海道覇者であるリカルド・スタキオッティ(ジョッティ・ヴィクトリア)が
50秒52で暫定2位となり、沢田と黒枝の間に割って入る。最後の10人のスタート順に入り、昨年のプロローグを制覇した
阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)は、50秒66と、自身の昨年のタイムを上回るもトップタイムを更新できず。
阿部の2人後にスタートしたブレイク・クイック(セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム)が49秒62と、
トップの沢田に0秒3差に迫るタイムを出す。しかしその後もトップタイムを更新する選手は出ず、沢田のステージ優勝が決まった。


沢田桂太郎コメント

 

「僕の脚質的にはプロローグで1位を取ることが今回の目的でした。前日から試走してみてコーナーのライン取りが重要とわかってので、チームでもどのラインが良いか話し合い、直前まで他の人の走り方などをチェックして臨みました。コースレコードは出せましたが、48秒台を出すつもりて走っていたのでちょっと残念です。
もっとコーナーの攻め方を煮詰めるなど削れるところはあると思うので、次に出ることがあれば48秒台を出せると思っています。明日はリーダージャージを着てスタートしますが、初めての経験なので緊張しています。でも個人総合優勝争いはチームメイトが本命なので、そのために動けるようにしたいと考えています」

 

 

Text : KATO Satoru
Photos : FUKUMITSU Syunsuke,KATO Satoru